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小学生のプログラミングコンテストに向けた塾の選び方|作品制作・発表のサポートを比較

文:野澤 嘉孝 (ソフトウェアエンジニア/プログラミングスクール Sandbox 代表)

小学生のプログラミングコンテストに向けた塾の選び方|作品制作・発表のサポートを比較

この記事の概要

「Scratchでゲームを作っているので、コンテストにも挑戦させてみたい」 「作品を作り始めたものの、途中で止まってしまった。親には教えられない」 小学生のプログラミングコンテストに向けて塾や教室を探すとき、気になるのは「うちの子が、応募できるところまで進めるか」ではないでしょうか。

「Scratchでゲームを作っているので、コンテストにも挑戦させてみたい」

「作品を作り始めたものの、途中で止まってしまった。親には教えられない」

小学生のプログラミングコンテストに向けて塾や教室を探すとき、気になるのは「うちの子が、応募できるところまで進めるか」ではないでしょうか。

塾選びでは、プログラミングを教えてくれるかに加えて、オリジナル作品の制作、締切までの進め方、本人による作品説明をどこまで支援してもらえるかを確認しましょう。
同じ「コンテスト対応」でも、通常授業で扱う範囲や、別料金になる支援は教室によって異なります。

この記事では、教室を比較するポイント、初心者・低学年の進め方、広島県の大会情報を紹介します。後半では、広島県府中市にあるSandboxの小学生向けの学び方と制作事例もご案内します。

※教室・大会情報は2026年10月6日時点。応募条件、日程、料金は変更されることがあります。

コンテストを目指す小学生に、塾は必要?

コンテストへの挑戦に、塾への入会が必須というわけではありません。 自分で制作を進められ、応募条件や提出方法も家庭で確認できるなら、独学での挑戦も選択肢です。

例えばTech Kids Grand Prixは、公式サイトで初心者向け教材を案内し、個人で制作した作品の応募を受け付けています。

一方、次のような場面では、講師に相談できる環境があると制作を進めやすくなります。

  • 作りたいものはあるが、何から作るか決められない。
  • 教材と同じ作品は作れるが、自分のアイデアを加えられない。
  • エラーや不具合の原因が分からず、手が止まる。
  • 機能を増やしすぎて、完成までたどり着かない。
  • 作品の面白さや工夫を、どう説明すればよいか分からない。

「賞を取るために通う」だけでなく、自分で作り切るために必要な支援を受けると考えると、教室を選ぶ基準がはっきりします。

出典:Tech Kids Grand Prix公式サイト、応募案内。

小学生のプログラミングコンテストに向けた塾選び|6つの確認ポイント

1.教材の先に、オリジナル作品を作る時間があるか

見本どおりに作る練習は、基本操作を学ぶうえで役立ちます。その先で、自分の考えたルールや機能を形にする時間を取れるか確認しましょう。

例えば、ボールをよけるゲームを作った後に「得点が増えたら難しくなる」「友達と交代でスコアを競える」といった改良に取り組めるかがポイントです。

体験時には、**「この教材が終わったら、子どものアイデアで作品を作れますか?」**と聞いてみてください。

2.応募したい大会・作品に対応できるか

作品を提出する大会と、その場で問題を解く競技大会では、練習内容が変わります。また、Scratch作品、Webアプリ、ロボット作品では必要な指導も異なります。

「大会名」「使っているツール」「作りたいもの」を伝え、担当講師がどこまで対応できるか確認しましょう。講師の肩書だけでなく、子どもの作品が動かないときに、本人の理解に合わせて説明してくれるかも見たいところです。

3.締切から逆算して、完成できる範囲を決められるか

コンテストには、作品本体だけでなく説明文や動画などの準備が必要になる場合があります。

「あと何回の授業があるか」「家庭ではどれくらい作業できるか」を踏まえ、完成する機能の範囲を決められる教室を選びましょう。締切の直前まで機能を足し続けるより、早めに一度動く状態にして、確認と提出の時間を残すことが大切です。

4.作品紹介・発表の練習まで相談できるか

自分では面白いと思っていても、初めて見る人には遊び方が伝わらないことがあります。

「なぜ作ったのか」「どこを工夫したのか」「どう操作するのか」を本人の言葉で説明する練習ができるか確認してください。動画撮影やスライド作成が必要な場合も、教室と家庭の担当範囲を先に決めておくと安心です。

5.大人が代わりに完成させる指導になっていないか

完成した作品の見栄えだけでなく、子どもが仕組みを理解しているかを見ましょう。

Tech Kids Grand Prixの公式FAQでは、家族や友人からのアドバイスは認めつつ、本人による制作を求めています。教室での支援も、応募先の規定に沿って進める必要があります。

体験では、「ここを変えるとどうなる?」という問いに対して、子どもが試したり、考えたりする時間があるかに注目してください。

出典:Tech Kids Grand Prix・公式FAQ。

6.月謝以外の費用と、家庭で必要な作業が分かるか

通常授業の月謝だけで比較せず、応募までに何が必要かを確認しましょう。

大会向けの追加レッスン、機材、ソフト、動画制作、会場への交通費などを含めると、必要な費用や時間が変わります。低学年の場合は、アカウント管理やファイル提出を誰が手伝うかも確認したい点です。

体験授業で使える、塾・教室の比較表

候補の教室に同じ質問をすると、支援内容の違いを比べやすくなります。

確認すること

聞いておきたい質問

作品制作

本人が考えたゲームやアプリを、通常授業で制作できますか?

対応大会

この大会・部門への応募を考えています。対応可能ですか?

制作計画

今の経験と締切なら、どこまで作る計画になりますか?

指導方法

分からないとき、本人が理解できるようにどう支援しますか?

提出物

説明文・動画・発表練習は、どこまで授業に含まれますか?

家庭の役割

家庭での作業時間や、保護者の手伝いはどれくらい必要ですか?

費用

追加指導・機材・ソフト代を含む総額を教えてください。

成長の記録

完成作品に加えて、本人が工夫した点や制作過程も見られますか?

受賞実績を確認する場合は、大会名・年度・部門とともに、どのような指導を受けて本人が何をできるようになったかも聞いてみましょう。受賞数だけでは、初めて挑戦する子に合うかまでは分かりません。

初心者・低学年でもコンテストを目指せる?

小学1〜2年生は、短い作品を完成させるところから

低学年では、応募を急ぐより、まず「自分で操作したら、思ったとおりに動いた」という経験を重ねる進め方がおすすめです。

例えば、自分で描いた動物を動かす、クリックすると音が鳴る、選んだ答えで場面が変わる、といった小さな作品から始めます。

読み書きやマウス操作の習熟度には個人差があります。対象年齢だけで判断せず、講師の説明が本人に伝わるか、無理なく取り組める時間かを体験で確認しましょう。大会への応募は、作品ができた段階で参加条件と照らし合わせて検討できます。

小学3〜4年生は、基本作品に「自分の工夫」を加える

ゲームの基本的な動きを作れたら、ルールや見せ方を変えてみます。

例として、落ちてくるものを集めるゲームなら、「海のごみを集め、生き物にぶつからないようにする」と考えるだけでも、キャラクター、得点、操作の設計が変わります。

ただし、これは制作アイデアの例であり、受賞しやすいテーマを示すものではありません。本人が興味を持ち、工夫を説明できることを大切にしましょう。

小学5〜6年生は、使ってもらって改善する経験へ

ある程度制作できるようになったら、友達や家族に説明せずに触ってもらいましょう。

「スタートボタンが見つからない」「ゲームオーバー後に戻れない」といった感想から、何を直すかを自分で考えます。高学年でも初めて学ぶ場合は、基本操作や小さな作品から始めて問題ありません。

この学年別の進め方は、本記事の提案です。実際には学年よりも、経験と本人の関心に合わせて調整します。

Scratchでも応募できる?

Scratchで応募できる大会があります。 例えば、Tech Kids Grand Prixの公式FAQでは、Scratchを含むビジュアルプログラミング言語による作品の応募が認められています。

難しい言語に変更することを優先する必要はありません。今使っているツールで作りたいことが実現できるなら、作品の動作や遊びやすさを磨くことも立派な挑戦です。

出典:Tech Kids Grand Prix・使用言語のFAQ。

塾に相談する前に知っておきたい、小学生向けの大会

大会によって、必要な準備が違います。以下は教室へ相談する際の候補です。

大会

主な形式・特徴

2026年10月6日時点の状況

Tech Kids Grand Prix

小学生のオリジナル作品を審査。使用言語の指定なし。特殊なハードウェアを必要とする作品は対象外

9月30日23:59で応募締切済み

全国選抜小学生プログラミング大会

地域大会の要項を確認して応募。地域ごとの募集日程や条件に注意

広島県大会は9月4日締切済み。地域ごとに確認

ゼロワングランドスラム

Scratchによる競技やロボット競技などで競う大会。作品提出型とは準備が異なる

2026年度のエントリーは終了。決勝日程は9月27日

ひろしまキッズプログラミングコンテスト

広島県内の小学生向け作品大会。Tech Kids Grand Prixの地域連携大会

9月30日23:59で応募締切済み

出典:Tech Kids Grand Prix、全国選抜小学生プログラミング大会、同・広島県大会、ゼロワングランドスラム、ひろしまキッズプログラミングコンテスト。

Tech Kids Grand Prix、ゼロワングランドスラム、および上記の広島県の2大会は、確認時点で応募締切を過ぎています。全国選抜小学生プログラミング大会の他地域の受付状況は、各地域の要項で確認してください。これから始める場合は、小さな作品を作りながら次回の募集を待つ、という進め方ができます。翌年度も同じ日程・条件とは限らないので、新しい要項が出てから応募計画を確定しましょう。

広島県では、2つの大会を混同しないようにする

「ひろしまキッズプログラミングコンテスト」と「全国選抜小学生プログラミング大会 広島県大会」は別の大会です。

ひろしまキッズはTech Kids Grand Prixの地域連携大会で、テーマは自由です。全国大会と都道府県予選大会への同時応募の仕組みがあり、ひろしまキッズの優勝者はTech Kids Grand Prixのエリア予選決勝へ無条件で進出できます。全国大会の本選決勝へ直接進めるという意味ではありません。

一方、2026年度の全国選抜・広島県大会は「みんなのみらい」がテーマです。小学生の部は広島県内の小学校に在学する児童が対象で、個人または4人までのグループで応募できます。2027年3月7日の全国大会に出場できることも条件です。アプリやゲーム、ロボット、映像作品などが対象ですが、アイデアだけでは応募できません。

塾へ相談するときは、略称だけでなく公式ページを見せると、応募先や作品条件の取り違えを防げます。

出典:ひろしまキッズ公式、Tech Kids Grand Prix応募案内、全国選抜・広島県大会参加要項。

応募までの進め方|教室と家庭で役割を決める

作品型の大会を目指す場合は、次の順番を目安にします。必要な期間は、経験、作品の規模、授業回数で変わります。

段階

子どもが取り組むこと

教室・家庭で確認すること

1.目標を決める

作りたいもの、遊んでほしい人を考える

応募資格・テーマ・締切・提出物を確認する

2.小さく動かす

中心となる機能を一つ作る

今の経験で完成できる範囲に絞る

3.作品に仕上げる

開始から終了まで動くようにする

途中で止まる箇所や操作方法を確認する

4.使ってもらう

感想を聞いて直す箇所を決める

答えを先に教えず、困った場面を伝える

5.説明を準備する

目的・遊び方・工夫した点を話す

大会指定の動画や説明文を準備する

6.提出・振り返り

作品を提出し、できたことを振り返る

保護者同意・公開範囲・受付完了を確認する

保護者がプログラミングを教えられなくても、作品の最初の利用者にはなれます。「すごいね」に加えて、「どこから遊ぶの?」「ここが面白かった」と具体的な感想を伝えてみてください。

支援の範囲は大会の規定に従います。素材や生成AIの利用、既に発表した作品の扱いも、応募先ごとに確認しましょう。

2026年度の全国選抜・広島県大会では、生成AIを使った場合はツール名と使用箇所の明記が必要で、生成物をそのまま自分の制作物として応募することは認められていません。また、Tech Kids Grand Prixは、未発表または2026年3月1日以降に発表した作品が対象です。授業や家庭で制作を始める段階から、使用した素材・ツールと公開日を記録しておくと確認しやすくなります。

出典:全国選抜・広島県大会参加要項、Tech Kids Grand Prix応募案内。

広島県府中市で作品制作を学ぶなら、Sandboxへ

Sandboxは、広島県府中市にあるプログラミングスクールです。小学1年生から6年生の小学生コースは、府中校で受講できます。

小学生は、講師がそばで支える少人数レッスン

小学生コースは、現役エンジニアが直接指導する少人数のレッスン型です。パソコン操作やScratchなどから始め、自分のゲームやアニメーションづくりに取り組めます。

教材を進めるだけでなく、作りたいものに必要な技能を学び、作品へつなげることを大切にしています。コンテストを考えている方は、希望する大会と、今作っている作品を面談時にお知らせください。

出典:Sandbox府中校・小学生コース。

小学6年生が、基礎作品からコンテスト用アプリへ進んだ事例

Sandboxの公開事例では、小学6年生が自己紹介カード、カウンター、おみくじといった基礎作品を重ね、入会約4か月でコンテスト出場用のオリジナルアプリ制作へ進んだ過程を紹介しています。

これは個別の制作事例で、全員が同じ期間で完成するという意味ではありません。また、受賞実績を示すものではありません。小さな作品で学んだことを組み合わせ、自分の作品へ進む例としてご覧ください。

Sandboxの生徒作品・成長事例を見る

小学生コースの料金と受講場所

項目

内容

対象・場所

小学1〜6年生/広島県府中市の府中校

月2回レッスン

1回60分・月額6,600円(税込)

月4回レッスン

1回60分・月額9,900円(税込)

入会金

0円

基本教材・教室PC

月謝に含む

料金は2026年10月6日に確認した府中校の料金プラン欄に基づきます。学習の進み方によって市販の参考書を勧める場合があります。大会固有の機材や、応募・発表に必要な支援については、受講前にご相談ください。

小学生コースは府中校での通学受講です。オンライン校は中学生からが対象です。

Sandbox府中校の料金・教室情報を見る

よくある質問

コンテストに出したい作品が、まだ決まっていなくても相談できますか?

まずは好きなゲーム、興味のあること、今まで作ったものを整理してみましょう。相談時に「何を作るかから考えたい」と伝えると、教室の支援範囲を確認できます。Sandboxでも、学習の進め方について無料相談を受け付けています。

小学1年生でも塾に通えますか?

教室によって対象学年が異なります。Sandbox府中校は小学1年生から受け入れています。大会の応募資格は別に確認し、初めての場合は操作と短い作品づくりから進めましょう。

親がプログラミングを知らなくても大丈夫ですか?

技術指導を教室に相談し、家庭では作品を試したり、説明を聞いたりする役割を持つことができます。ファイル提出やアカウント管理など、保護者の対応が必要な部分はあらかじめ確認しましょう。

通塾すれば入賞できますか?

入賞は保証できません。まずは「本人が工夫した作品を完成させる」「自分の言葉で説明する」など、本人が取り組める目標を教室と共有しましょう。

コンテスト直前からでも間に合いますか?

完成に近い作品がある場合と、パソコン操作から始める場合では必要な時間が違います。締切と現在の作品を見てもらい、間に合う範囲を相談してください。無理がある場合は、次回に向けて基礎と作品を育てる方法もあります。

短期のコンテスト対策だけを受けられますか?

教室によって異なります。Sandboxへの相談でも、希望する期間・大会・作品の状態をお知らせください。短期のみの対応可否や費用は個別に確認が必要です。

「出してみたい」を、作品づくりの次の目標に

コンテストに向けた塾選びでは、本人が考え、試し、最後まで作れるようになる支援を見てください。作品制作に加えて、締切の管理や発表準備まで相談できるかを確かめると、入会後の進め方も想像しやすくなります。

府中市・福山市周辺で小学生向けのプログラミング教室を探している方は、Sandboxの無料相談・体験で、今の経験や作りたいものをお聞かせください。作りかけの作品があれば、それをもとに相談できます。

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野澤 嘉孝

この記事を書いた人

野澤 嘉孝

ソフトウェアエンジニア/プログラミングスクール Sandbox 代表

ソフトウェアエンジニア。同志社大学理工学部を経て、京都大学大学院で核融合発電の基礎研究(プラズマ物理)に従事。高校生向け数学塾の講師、大学での物理実験の授業を通じて延べ500名以上の学生をサポート。現在は業界特化型SaaSの開発に携わりながら、小中高生向けプログラミングスクール Sandbox を運営。

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