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中学生のオンラインプログラミング教室|料金・指導・教材の選び方

文:野澤 嘉孝 (ソフトウェアエンジニア/プログラミングスクール Sandbox 代表)

中学生のオンラインプログラミング教室|料金・指導・教材の選び方

この記事の概要

「近くに中学生向けのプログラミング教室がない」 「小学生のときにScratchを習っていたけれど、次は何を学べばいい?」 オンライン教室を探し始めると、月謝、授業回数、教材、個別指導の説明がそれぞれ違い、何を基準に比較すればよいか迷います。

「近くに中学生向けのプログラミング教室がない」

「小学生のときにScratchを習っていたけれど、次は何を学べばいい?」

オンライン教室を探し始めると、月謝、授業回数、教材、個別指導の説明がそれぞれ違い、何を基準に比較すればよいか迷います。

中学生のオンラインプログラミング教室は、作りたいものに合う学習内容と、分からないときに助けを求められる仕組みを軸に選びましょう。

月謝と授業時間に加え、「授業のない日に何をするのか」「本人が自分で作る場面があるか」を確認すると、入会後の学び方を具体的に考えられます。

この記事では、指導形式の違い、公式料金の例、教材の選び方、体験時の確認事項を整理します。

※本記事はSandboxが運営する教室選びのガイドです。掲載した教室は比較のための例であり、順位付けや全教室を網羅した一覧ではありません。料金・サービス情報の確認日:2026年10月19日。

中学生にオンラインのプログラミング教室は合う?

オンラインの利点は、送迎や移動の負担を減らし、住んでいる地域に関係なく教室を探せることです。授業で使った自宅のパソコンで、そのまま続きを作れる点も便利です。

一方で、画面の切り替えやファイルの保存、質問の仕方など、最初に練習したい操作があります。

「一人で全部できる子でないと無理」と決める必要はありません。今の状態から、どの程度の支援が必要かを考えましょう。

本人・家庭の状況

教室に確認したいこと

パソコン操作が初めて

タイピング、ファイル保存、画面共有から教えてもらえるか。

自分から質問するのが苦手

講師が操作や理解を確認し、声をかける機会があるか。

部活で帰宅時間が変わる

受講できる時間帯、振替の条件、日程変更の期限。

自分で作りたいものがある

教材の範囲を超えた制作にも相談できるか。

一人だと学習が止まりやすい

次にやることが明確か。進捗を確認する間隔は合っているか。

オンラインに合うかどうかは、説明だけでは分かりにくい部分もあります。可能なら、実際に使うパソコンと通信環境で体験してみましょう。

まず確認したい、オンライン教室の指導形式

「オンライン」「個別対応」という言葉だけでは、授業の実態は分かりません。次のように分けて見ると比較しやすくなります。

形式

学び方

確認したい点

マンツーマンのライブ授業

講師と1対1で、画面を共有しながら進める。

説明を聞く時間と本人が操作する時間の配分。授業外の質問対応。

少人数のライブ授業

複数の生徒が同じ時間に参加する。

講師1人あたりの人数、質問待ちの扱い、進度が違う場合の対応。

教材学習+定期面談

普段は教材や作品制作を進め、面談で理解・進捗・次の目標を確認する。

自習の進め方、質問先、止まったときの支援。

動画・教材中心の自習

自分のペースで教材に取り組む。

添削や質問対応が含まれるか。学習計画を誰が立てるか。

どの形式が合うかは、経験や性格、生活リズムによって変わります。

最初は一緒に操作を確認する機会を多くし、慣れてから自分で進める時間を増やす方法もあります。受講頻度や支援の量を途中で見直せるかも聞いてみてください。

中学生向けオンライン教室の料金例

料金を比べるときは、月額だけでなく、何回の授業・面談と、どのような支援が含まれるかをセットで確認しましょう。

以下は、各教室の公式サイトで確認したオンライン受講の例です。金額は税込です。

教室

月額・頻度の例

入会金

学び方・相談の入り口

Sandbox オンライン校

個別授業(1回60分):月1回11,000円/月3回16,500円/月5回22,000円。

0円。

月1・3・5回から選べる、1回60分の個別授業。個別カリキュラムとチャット質問に対応。オンライン無料相談あり。

N Code Labo オンライン個別指導コース

週1回・1回90分:月額33,000円〜。

11,000円。説明会から1週間以内の入会申込で無料の案内あり。

オンラインはマンツーマン。無料説明会あり。無料体験授業は不定期開催の案内。

出典:Sandbox オンライン校/N Code Labo 入会案内・料金/N Code Labo 公式サイト

※Sandboxは基本教材費込みですが、学習に応じて市販の参考書を勧める場合があります。各教室の最新の料金、募集状況、特典条件、必要機材は申込前に確認してください。

個別授業でも、1回の時間や月の受講回数、授業外の支援は教室によって異なります。金額だけでなく、受けられる授業と支援の内容を確認しましょう。

Sandboxは1回60分で月1・3・5回から選ぶ形式、N Code Laboの掲載例は1回90分で週1回の形式です。本人の経験や生活に合う時間と頻度で比較してください。

月謝以外に確認しておきたい費用

教室ごとに、次の費用が必要かを確認します。

  • 入会金や初期設定の費用。
  • 教材費、使用するソフトの料金。
  • パソコンや周辺機器の購入・レンタル費。
  • 作品の公開や外部サービスの利用にかかる費用。
  • 発表会、コンテスト、追加講座などの費用。

あわせて、振替、休会、退会、プラン変更の手続きも確認しましょう。

比較するなら、「入会して3か月続けた場合の総額」と「その間にどんな支援を受けられるか」を書き出すと、家庭で話し合いやすくなります。

中学生が学ぶ教材は、経験と作りたいものから選ぶ

初めてなら、パソコン操作と小さな作品づくりから

未経験の場合は、タイピング、保存したファイルを開く操作、画面共有なども学習の一部です。

最初から難しい言語名で選ばず、「自分で変更すると、結果が変わる」小さな作品を作れるかを確認しましょう。

例えば、クイズの問題を変える、キャラクターの動きを変える、ボタンを押した結果を変える、といった経験から始められます。

Scratch経験者は、何ができるかを伝える

「Scratchを習っていた」という情報だけでは、次の教材を決めにくいことがあります。

体験時には、作った作品を見せ、次のような点を伝えると相談しやすくなります。

  • 見本を見ながら作った部分と、自分で考えた部分。
  • 変数、条件分岐、繰り返しなどを使った経験。
  • 動かなかったときに、どう調べて直したか。
  • 次に作りたいもの。

中学生になったからといって、Scratchをすぐ卒業する必要はありません。反対に、基礎を理解していて次の制作に興味があるなら、テキストでコードを書く学習を相談できます。

作りたいものと教材の対応を見る

本人の興味

学習内容の候補

作品の例

Webサイトや身近なアプリ

HTML・CSS・JavaScript。

自己紹介サイト、クイズ、課題チェックアプリ。

計算やデータを使う

Python、データの集計や可視化。

学習記録の集計、公開データのグラフ。

ゲームを作る

Scratch、ブラウザゲーム、Unityなど。

ミニゲーム、操作やルールを工夫した作品。

これは学習内容の例であり、すべての教室が対応しているわけではありません。希望する内容を、オンラインでどこまで学べるか確認してください。

教室選びで確認したい6つのポイント

1.本人が考えて作る場面があるか

教材どおりに完成させる経験も、基礎を学ぶうえで役立ちます。その先に、色や数値だけでなく、機能やルールを自分で考える機会があるかを見ましょう。

「教室でどんな作品ができますか?」に加えて、「生徒が自分で決める部分はどこですか?」と質問すると、学び方が分かりやすくなります。

2.分からないときに、具体的に助けてもらえるか

オンラインでは、「動きません」という言葉だけでは状況が伝わりにくいことがあります。

画面共有、エラーの画像、コードの確認など、どのような方法で支援してもらえるかを聞きましょう。

「質問し放題」という案内がある場合も、受付時間と返信の目安は別です。いつでも送れることが、いつでも即時に返事をもらえることを意味するとは限りません。

3.授業のない日の進め方が分かるか

授業中に理解できても、翌日一人で再開できないと制作が止まりやすくなります。

次の課題、参考にする教材、質問先がはっきりしているかを確認してください。自習を重視する形式なら、家庭で確保する時間についても相談しましょう。

4.部活や定期テストに合わせて続けられるか

「オンラインだから両立できる」とは限りません。通学時間は減らせても、制作に使う時間は必要です。

部活の終了時刻、夕食、宿題、就寝まで含めて、無理のない時間帯を考えます。テスト前の受講回数や振替をどう扱えるかも確認しましょう。

5.保護者が進み具合を把握できるか

保護者がコードを読めなくても、目標と変化が分かれば見守りやすくなります。

例えば、「今月はクイズの正誤判定を作る」「次は間違えた問題をもう一度出す」といった説明です。

進捗の共有方法や相談の機会があるかを確認し、画面を見ていた時間だけで成果を判断しないようにしましょう。

6.完成後に、見せる・使ってもらう機会があるか

作品が動いた後に、他の人へ説明したり、使ってもらって修正したりすることも、次の目標になります。

発表会やコンテストへの参加、作品紹介、講師からの講評など、教室ごとに機会は異なります。本人が希望する場合、どのような支援を受けられるか確認しましょう。

入賞や進学上の成果を前提にせず、まず「自分で作ったものを説明できる」という目標から考えられます。

部活と両立する学習スケジュールの例

自習時間を設ける場合は、長時間まとめて取り組むだけでなく、小さく区切る方法もあります。

以下は一例です。教室の指定や本人の生活に合わせて調整してください。

タイミング

取り組むこと

平日の1日・20〜30分

前回の作品を開き、動きを確認する。小さな変更を一つ行う。

別の平日・20〜30分

追加したい機能を試す。止まったところを質問用にまとめる。

休日・30〜60分

返信や助言をもとに修正し、動いたところと次の課題を記録する。

授業・面談の日

分からない点と作品の動きを共有し、次の目標を決める。

毎回の終わりに「次は追加ボタンの処理を直す」など、一文メモしておくと再開しやすくなります。

予定どおり進まない週があれば、課題の量や受講間隔を調整しましょう。自習時間がまったく取れない場合は、その条件を教室に伝え、授業内でどこまで進められるか確認してください。

オンライン受講に必要なパソコンと環境

パソコンの必要性能は、学ぶ内容によって変わります。簡単なWeb制作と、3Dゲームの制作では負荷が異なるため、購入前に教室へ相談するのがおすすめです。

体験前には、次を確認しましょう。

  • 指定の教材・開発ツールが、手元のパソコンで動くか。
  • ビデオ通話と制作ツールを同時に使えるか。
  • マイクの音が聞き取りやすく、画面共有ができるか。
  • ソフトのインストールに必要な権限があるか。
  • 授業中に会話でき、操作に集中できる場所があるか。

学校から貸与された端末は、ソフトの追加や外部サービスの利用が制限される場合があります。利用ルールを確認してください。

スマートフォンやタブレットだけで受講できるかも教材次第です。「ビデオ通話ができる」ことと「制作作業ができる」ことは分けて確認しましょう。

体験授業・説明会で聞きたい質問

申し込み前に、本人の経験と目的を簡単にまとめておくと、具体的な説明を受けやすくなります。

例えば、「中学1年生。Scratchでゲームを作った経験があり、次はブラウザで遊べるゲームを作りたい。部活があるので平日は夜の受講を希望」といった内容です。

当日は、次の質問を参考にしてください。

  1. 今の経験なら、最初にどの教材・作品から始めますか?
  2. 講師1人に対して、生徒は何人ですか?
  3. 授業外では、何をどれくらい進める想定ですか?
  4. エラーで止まった場合、どこに質問できますか?
  5. 振替や日程変更は、いつまでに連絡が必要ですか?
  6. 月謝以外に必要な費用はありますか?
  7. 本人の希望で、途中から制作テーマを変えられますか?
  8. 保護者には、目標や進捗をどのように共有しますか?

体験後は、保護者の印象だけでなく、本人にも「分からないと言えた?」「自分で操作できた?」「次に何を作ってみたい?」と聞いてみましょう。

説明会のみの場合は、実際の指導の様子を確認できる方法があるか相談してください。

Sandboxオンライン校の学び方

Sandboxオンライン校では、中学生・高校生を対象に、月1・3・5回から選べる、1回60分の個別授業を行っています。個別の学習計画と、授業外のチャット質問にも対応しています。Web制作、アプリ開発、Pythonなど、目標に合わせて学習内容を相談できます。

タイピングやパソコンの基本操作からの相談にも対応しています。

無料相談では、「今の経験」「作ってみたいもの」「週に使える時間」を伝えてみてください。授業で取り組む内容や授業外の学習について相談し、本人に合う受講回数を検討しましょう。

Sandboxオンライン校の料金・学び方を見る

中学生のオンラインプログラミング教室でよくある質問

中学生から始めても遅くありませんか?

中学生から基礎を学び始めることはできます。経験者と同じ内容を急いで進めるより、今の操作スキルや理解に合った出発点を選びましょう。未経験者への対応は教室ごとに確認してください。

保護者がプログラミングを知らなくても大丈夫ですか?

家庭でコードを教えることを前提としない教室なら、保護者が専門知識を持っている必要はありません。初期設定や接続のサポートがどの程度必要か、困ったときの連絡先とあわせて確認しましょう。

人見知りでもオンラインで質問できますか?

話しやすさには個人差があります。チャットで質問できるか、講師から理解を確認する声かけがあるか、体験で見てみましょう。「質問できないのは本人の問題」とせず、支援の方法との相性を確認することが大切です。

ゲームが好きなら、ゲーム制作が向いていますか?

興味の入り口にはなりますが、遊ぶことと作ることでは取り組む内容が違います。ルールを考える、動かない原因を探す、何度も修正するといった作業もあります。小さな制作を体験し、本人がどの部分を楽しめるか確かめましょう。

高校受験や将来の進路に役立ちますか?

制作や発表の経験を、自分の関心や学びを説明する材料にできる場合はあります。ただし、入試での扱いは学校・方式によって異なり、受講だけで加点や合格が保証されるわけではありません。まずは本人が作りたいものと、継続できる学び方を大切にしましょう。

まとめ|料金と、本人が学び続ける仕組みを一緒に見よう

中学生のオンラインプログラミング教室を選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 経験や作りたいものに合う教材から始められるか。
  • 授業中と授業外に、必要な支援を受けられるか。
  • 部活や定期テストと両立できる予定を組めるか。
  • 月謝だけでなく、初期費用や追加費用も納得できるか。
  • 本人が考えて作り、説明・改善する機会があるか。

最初から進路や作品を決めきる必要はありません。まずは本人の興味と今できることを伝え、体験や相談で具体的な学び方を確かめてみてください。

Sandboxでも、オンラインでの学習や作品制作について無料相談を受け付けています。

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野澤 嘉孝

この記事を書いた人

野澤 嘉孝

ソフトウェアエンジニア/プログラミングスクール Sandbox 代表

ソフトウェアエンジニア。同志社大学理工学部を経て、京都大学大学院で核融合発電の基礎研究(プラズマ物理)に従事。高校生向け数学塾の講師、大学での物理実験の授業を通じて延べ500名以上の学生をサポート。現在は業界特化型SaaSの開発に携わりながら、小中高生向けプログラミングスクール Sandbox を運営。

プロフィールと執筆記事の一覧 →

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